娘が結婚しないことが、こんなに苦しいなんて思いませんでした
娘が生まれた日。
小さな手を握りながら、
「幸せになってほしい」
そう願わなかった親はいないと思います。
勉強ができるようになってほしい。
良い会社に入ってほしい。
お金持ちになってほしい。
もちろん、それもあるかもしれません。
でも一番は、
「この子が幸せな人生を歩んでくれますように」
ではないでしょうか。
だからこそ、
娘が大人になり、
仕事も頑張っていて、
友達もいて、
元気に暮らしているのに、
なぜか心が晴れない。
そんな親御様も少なくありません。
気付けば30代。
周りの友人たちの娘さんは結婚し、
孫の話をしている。
そんな話を聞くたびに、
焦る自分がいる。
もちろん、
娘には言えません。
言えばプレッシャーになることもわかっています。
今の時代、
結婚だけが幸せではないことも理解しています。
それでも、
夜になると考えてしまうのです。
私たちがいなくなった後、
この子は一人で大丈夫だろうか。
病気になった時、
支えてくれる人はいるだろうか。
老後はどうするのだろうか。
本当は寂しくないのだろうか。
そして、
そんなことを考えている自分に対して、
「余計なお世話なのかな」
「時代遅れなのかな」
と自分を責めてしまう。
でも私は、
その気持ちを責めなくていいと思うのです。
なぜなら、
それは支配したい気持ちではなく、
愛情だからです。
結婚相談所を運営していると、
親御様からご相談をいただくことがあります。
その中で感じるのは、
親御様もまた孤独だということです。
婚活をしているご本人の苦しみは、
比較的語られます。
でも、
それを見守る親御様の苦しみは、
ほとんど語られません。
心配していることを言えば、
口うるさい親になってしまう。
黙っていれば、
何も考えていない親になってしまう。
だから、
一人で抱え込んでしまうのです。
でも、
あなたのお子様を心配する気持ちは、
決しておかしなものではありません。
そして、
同じように悩み、
同じように葛藤している親御様は、
たくさんいらっしゃいます。
だからまず、
ご自身を責めないでください。
「娘が結婚しないことが心配」
そう思う自分を否定しないでください。
その気持ちは、
娘さんを大切に思ってきた証です。
ただ一つだけ、
私が親として学んだことがあります。
人生を変えるのは、
正しいアドバイスではなく、
信じてくれる存在であることが多いということです。
親だからこそ、
何とかしてあげたい。
助けてあげたい。
失敗させたくない。
そう思います。
でも、
苦しい時ほど人が求めているのは、
答えではなく、
「あなたなら大丈夫」
という安心感なのかもしれません。
だから今日からは、
「どうしたら結婚するだろう」
ではなく、
「どうしたら信じ続けられるだろう」
を考えてみてください。
そして、
もし今、
一人で悩んでいるのなら知っていてください。
あなたも一人ではありません。
同じように悩み、
同じように子どもの幸せを願いながら、
今日も眠れない夜を過ごしている親御様がいます。
親の愛情は、
時に言葉にならず、
時にすれ違います。
それでも、
その愛情は必ずお子様に伝わっています。
私はそう信じています。