婚活が迷子になる人に足りないもの
先日、山田さん(仮名)とこんなやり取りをしました。
山田さんはとても真面目で、一生懸命な女性です。
だからこそ婚活でも毎回とっても悩みます。
「この人で本当にいいのかな」
「もっと相性の良い人がいるんじゃないかな」
「私なんかが結婚できるのかな」
そんな風に何度も立ち止まってしまう。
婚活をしている方なら、一度は経験したことがあるかもしれません。
そんな山田さんに、私はある質問をしました。
「どんな結婚生活が送りたいの?」
すると返ってきた答えは、
「、、、、、わからないです。考えたことないです。」でした。
私は驚きませんでした。
なぜなら、多くの方が同じだからです。
年齢や職業、年収、学歴。
相手に求める条件はたくさん出てくるのに、
どんな夫婦になりたいのか。
休日をどう過ごしたいのか。
子育てをどうしたいのか。
どんな老後を迎えたいのか。
そこは意外と考えたことがない。
だから婚活が苦しくなるのです。
目的地が決まっていないまま走っているようなものだから。
私は山田さんに、
まずは理想の結婚生活を書き出してみてくださいとお伝えしました。
誰にも見せる必要はありません。
綺麗事でなくていい。
わがままでもいい。
とにかく本音で書いてみる。
すると不思議なことが起こります。
今まで相手に求めていた条件の多くが、
実は自分が望む人生を実現するための手段だったことに気付くのです。
例えば、
「年収の高い人がいい」
という希望の奥には、
「子どもとの時間を大切にしたい」
「お金の不安なく暮らしたい」
「家族で旅行に行きたい」
そんな願いが隠れていることがあります。
本当に知るべきなのは、
相手の条件ではなく、
自分がどんな人生を送りたいのか。
その方なのかもしれません。
実は私自身も最近、
学びの中で大きな気付きがありました。
それは、
「自分の本当の欲望を知ること」
の大切さです。
どこへ向かいたいのか。
何を叶えたいのか。
どんな人生を送りたいのか。
それが見えた瞬間、不思議なくらい迷いが減りました。
あとはそこへ向かって進むだけだからです。
昔よりも選択肢が増えた今、私たちは自由を手に入れました。
どこに住むか。
どんな仕事をするか。
誰と結婚するか。
すべて自分で選べる時代です。
それはとても素晴らしいことです。
でもその一方で、自由には代償もあります。
選択肢が増えた分だけ、迷いも増えたのです。
昔は親や周囲の大人が「この人がいい」と決めることもありました。
自由は少なかったかもしれません。
けれど、「もっといい人がいるかもしれない」「本当にこの人でいいのだろうか」と延々と悩み続けることも、今ほどは多くなかったのかもしれません。
今は違います。
自由に選べるからこそ、自分で決めなければいけない。
そして、自分で決めるためには、自分の本音を知る必要があります。
どんな人生を送りたいのか。
どんな夫婦になりたいのか。
どんな毎日を過ごしたいのか。
何を大切にして生きていきたいのか。
その答えを知らないままでは、選択肢が増えるほど迷い続けてしまいます。
婚活は、相手を探す活動だと思われがちです。
でも私は、婚活とは「自分自身を知る時間」でもあると思っています。
だからこそ、相手の条件を並べる前に、一度立ち止まって自分の本音を書き出してみてほしいのです。
誰にも見せる必要はありません。
綺麗事でなくていい。
わがままでもいい。
まずは、自分だけは自分の本音を知ってあげてください。
本当に望む未来が見えた時、人は驚くほど迷わなくなります。
人生のゴールが見えれば、選ぶ相手も、進む道も自然と見えてくるからです。
婚活とは、結婚相手を見つける活動であると同時に、自分の人生を見つめ直す時間。
遠回りに見えるかもしれません。
でも実は、それが幸せな結婚への一番の近道なのだと思います。