婚活で本当に必要だったのは、「正解」ではありませんでした。
婚活をしていると、誰もが正解を探し始めます。
この人でいいのかな。
もう少し他の人を見た方がいいのかな。
待つべきかな。
断るべきかな。
進むべきかな。
面談でもよく聞かれます。
「犬塚さんならどうしますか?」と。
実は私は、その問いに答えることもあります。
待っていても現実は変わらないと判断した時。
相手の行動がすでに答えになっている時。
このまま進むと傷つく未来が見える時。
そんな時は、はっきりお伝えします。
「その人はやめた方がいいと思います」と。
でも、その前に必ず確認することがあります。
それは、
「本当はどうしたいですか?」
ということです。
先日、ある女性会員様と何度もやり取りをしていました。
仕事が忙しい男性との関係。
遠距離になる可能性。
結婚後の生活。
お金の価値観。
地元を離れることへの不安。
彼女の中にはたくさんの迷いがありました。
最初は相手の話ばかりでした。
彼はどう思っているんだろう。
彼は結婚する気があるんだろうか。
彼は私を大切に思ってくれているんだろうか。
でも話を聞いていくうちに、
少しずつ見えてきたのは彼女自身の気持ちでした。
私は地元が好き。
家族が好き。
本当は安心できる関係が欲しい。
結婚したい。
でも焦って決めたくはない。
少しずつ少しずつ、
相手のことではなく、
自分の本音が見えてきたのです。
婚活が苦しくなる理由の一つは、
自分の本音がわからなくなることだと思っています。
親の期待。
年齢への焦り。
周りとの比較。
世間の常識。
そうしたものに囲まれているうちに、
「私はどうしたいのか」
が見えなくなってしまう。
だから私は、正解を押し付けるのではなく、
まずその人自身の気持ちを一緒に探します。
そして、本人の気持ちが見えてきた上で、必要な時には現実もお伝えします。
希望を持つことは大切です。
でも、叶わない可能性が高い希望を持ち続けることが、その人を苦しめてしまうこともあります。
だからこそ、
優しさだけでもなく、
厳しさだけでもなく、
その人が自分の人生を選べるようになることを大切にしています。
後日、その女性が言ってくれた言葉があります。
「聞いてもらえて整理できた」
と。
私はその言葉がとても好きです。
婚活は、誰かに答えをもらうものではありません。
自分で答えを見つけていくものです。
結婚相手を探しているようで、
本当に探しているのは、
自分がどんな人生を歩みたいのか。
その答えなのかもしれません。
だから私は今日も問いかけます。
「本当はどうしたいですか?」
その問いの先に、
幸せな結婚へのヒントが隠れていると信じているからです。